みなさんこんにちは!
もう映画『キャプテン・マーベル』はご覧になりましたか?
今回は映画『キャプテン・マーベル』の理解をより深めてもらうために、映画の世界を解説していきたいと思います!
ネタバレを含んでいるのでまだ観てない方は注意してくださいね。
原作
まずは原作について軽く触れておきますね。
コミックスでのキャプテン・マーベルの初登場は1967年で、最初のキャプテン・マーベルは男でした。
クリー人の男性で名前は「マー・ベル」。クリーが地球へ送ったスパイだったのです。しかし、地球でマー・ベルはある人物と恋に落ちてしまいます、それが「キャロル・ダンヴァース」なのです。クリー人としての使命をとるか、それとも地球への愛をとるかなやむマー・ベルでしたが、結局は地球を守るために戦います。
なぜ、「キャプテン・マーベル」と呼ばれているかというと、クリーが作ったロボットを地球で倒した際、そのロボットがマー・ベルのことを「キャプテン マー・ベル」と呼んだのを周りの地球人が聞いており、「キャプテン・マーベル」というヒーロー名であると勘違いしたからなんです。
ではなぜ映画ではキャロル・ダンヴァースがキャプテン・マーベルになっているのでしょうか?
原作でのキャロル・ダンヴァースは普通の地球人でキャプテン・マーベルの恋人です。しかし爆発に巻き込まれた際、キャプテン・マーベルのDNAと融合しスーパーパワーを手に入れ「ミズ・マーベル」と呼ばれるヒーローとして活躍していました。
その後2006年にリブートされ、そこからは今までミズ・マーベルであったキャロル・ダンヴァースがキャプテン・マーベルを名乗っています。
なので現在では「キャプテン・マーベル」というとキャロル・ダンヴァースのことを指すことが多くなっています。
主な登場人物
キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベル
今作の主人公。
地球人の女性で、ローソン博士の研究所へ向かう途中、ヨン・ログ達の襲撃を受け、ローソン博士が作ったコアを破壊したときの爆発によりスーパーパワーを手に入れる。しかし、ヨン・ログに利用されスターフォースの一員として過ごすも、地球で本当の記憶を取り戻し、キャプテン・マーベルとして覚醒する。
原作では「マーベル最大の女性ヒーロー」「アベンジャーズの最強メンバー」と言われているように今作でも圧倒的な強さを見せており、彼女が「アベンジャーズ エンドゲーム」でカギとなる理由も納得の強さでした。
ニック・フューリー
MCU作品ではお馴染みのS.H.I.E.L.D長官です。今作は舞台が1995年なのでまだ長官ではありませんが、キャロル・ダンヴァースと協力し彼女キャプテン・マーベルとなる手助けをしました。
今作のフューリーは長官としての威厳はほとんど感じられず、猫をずっと可愛がっているおじさんでしたね(笑)。
また今作ではフューリーがなぜ片目を失ったのかが明かされますが、まさか猫に目を引っかかれたからだとは、、、流石にこれは恥ずかしくて誰にも言えませんね(笑)。
しかし、ラストでは地球外の脅威へ対処するために「アベンジャー計画」をいち早く考え出していたことからやはり長官になるだけのことはあると感じました。
キャプテン・マーベルとの関係も判明したことから、「アベンジャーズ インフィニティウォー」ではなぜポケベルで彼女を呼んだのか、今までキャプテン・マーベルはなぜ登場しなかったのかが判明しました。
ヨン・ログ
クリー人でスターフォースの司令官です。
初めはキャロル・ダンヴァースの良き上官であるように感じましたが、実際はキャロルを利用し、敵対するスクラル人を破滅させようとしているヴィランでした。
原作でもヴィランとして登場しており、マー・ベル抹殺を目論むクリーのエリート軍人として登場しています。
今作で、ジュード・ロウが演じるヨン・ログの情報が直前まで公開されなかったのは公開前から本当のヴィランを察することができないようにするためでしょう。
今作の本当のヴィランであったヨン・ログですが、最後はあっさり倒されてしまいました。流石に覚醒したキャプテン・マーベルには手も足も出ませんでしたね(笑)。
タロス
DNAまで変化させ対象と全く同じ姿に変身できるスクラル人のボスとして登場しました。
今作では当初、キャプテン・マーベルと敵対するヴィランであると考えられていました。
しかし実際はクリー人により故郷を失い、残された家族や仲間たちとともに安住の地を探していた少しかわいそうな宇宙人です。
原作での初登場は1962年のファンタスティック・フォーです。そこではファンタスティック・フォーのメンバーに変身し地球を侵略しようとしていました。
最後はキャプテン・マーベルとともに安住の地を探す旅に出ました。しかし、最後に撃たれたタロスのその後が心配です、、、。
グース
今作でフューリーにずっと可愛がられている猫です。しかしその正体はフラーケンというエイリアンです。
グースの体内には「ポケット・ディメンション」という異次元があり飲み込んだものは何でもそこに送り込まれてしまいます。今作ではクリー人や四次元キューブ(テッセラクト)をも飲み込んでしまいました。
原作では「チューイ」という名前で登場しており、この名前は「スター・ウォーズ」の「チューバッカ」の愛称が由来です。しかしどちらの映画もディズニーが版権を所有しているため映画での名前は「トップ・ガン」に登場する主人公の相棒の「グース」が由来となっています。
その後の時代のMCU作品では登場してないだけにどこへ行ってしまったのか気になるところです。
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は作品をより理解できるように全体的にざっくりと解説していきました。
これでより興味を持って頂けたら幸いです。

こちらでは映画のレビューも書いているので読んでみてください。
『キャプテン・マーベル』の次は、遂にアベンジャーズ集大成『アベンジャーズ エンドゲーム』が待っています。
『キャプテン・マーベル』でより一層期待の高まった『アベンジャーズ エンドゲーム』が待ちきれません!!